2010年8月10日火曜日

”沖の白石”



湖、風もほとんどなく、波もない。

漕がなければ、進まない。

どんどん漕ぐ。



ふと気づくと岩が急に出て来た。
ちょっとジブリのにおいがした。



そうやね、やっぱしまだけっこうあるね。



近づくと結構デカイと思ったが、平面はほとんどなく、
全部階段で出来てるような島、てか岩。

大きい方の岩にはクラック(亀裂)が入っていて、
クライミングのルートがあるそうだ。
まあ落ちても水だしね。

着岸、そして上陸と初めてのオペレーションも無事おわり、
太陽を遮るものがまったくない意地悪な島で休憩。

水はずいぶん透き通っていて、魚もようさん見えました。


ただ、ここから帰るということを忘れようと必死だった。





休憩終了。

さあ、1.5時間かけて来たルートをトレースだ!!

もう漕ぐしかない。

至ってシンプルで明快。

しかし、”夏”という敵がここから本領発揮。

僕にはもう、薬草とかポーションみたいなものはない。
全部、島で使い果たした。

何度、湖の水を飲もうかと思ったが、それは無理。
と思えるうちは大丈夫と言い聞かせた。

漂流。

島流し。

キツい刑だな〜なんて思いながら半漂流。

空には飛行機雲が何本かあった。
クロスしてるのも。
そうか、バッテンか、ペケポんか。
なんて思いながらパドルを横に置いて、手で漕いだり。
結構早かったな。

そうこうしてる間に無事ゴール。

脱水感は石垣島トライアスロンの時に近く、
そこまでとは思っていなかった心構えとのギャップが
追い打ちをかける。

キツかったですが、
カヤック、星三つです。
涼しくなったらまた行きたいです。

今度はランデブー(久)したいな。

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